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助産師経験のある私が、我が子の夜泣きに悩まされ、改善していく物語①

ねんね

こんにちは。北海道で活動しています、乳幼児睡眠アドバイザーの川原まあさです。

現在は「乳幼児睡眠アドバイザー」としてお子さんの夜泣きや寝かしつけの改善のお力になるために活動させていただいていますが、実はわたしも我が子の夜泣きにかなり悩まされました。

次男の夜泣きがひどかった頃の生活(今考えると結構ひどかった)とどのように夜泣きを改善していったのか。我が家の体験談をお話ししたいと思います。長くなりますが、どなたかの参考になれば嬉しいです。

添い乳での寝かしつけ

長男と5歳離れて次男が産まれました。1人目でもなかったし、わたしは助産師の経験もあるので、赤ちゃんのお世話に特に不安はありませんでした。(長男もあまり眠らない子でしたが1人目だったのと若さで乗り切っていました。)

夜泣きが酷くなるまで次男の寝かしつけは、添い寝のまま授乳して、そのうち寝るというので落ち着いていました。それで特に問題はなく、夜中に何度か授乳はしていましたが、生後間もないので「夜間授乳は必要だし」と特に気にしていませんでした。

生後6ヶ月から始まった1時間ごとのひどい夜泣き

生後半年ぐらいの時から、次男は1時間ごとに目を覚まして泣くようになりました。わたしは夜中に起き上がるのが嫌だったので、夜間は基本毎回、添い乳で寝かしつけていました。そして次男は次第に1時間ごとに起きるようになっていきましたが、そのたびに添い乳で授乳をしました

授乳すれば吸うのですが、そのままでは寝ずに泣き続けるようになってしまいました。結局添い乳では寝ないので、仕方なく起き上がり、今度は抱っこでゆらゆらし続けないと寝ない、という状況になりました。やっと抱っこで寝た、と思ってベッドに置くのですがまた1時間もすると「泣く」→「授乳で寝ない」→「ゆらゆら抱っこ」を一晩中繰り返しました。

そんな風に夜中に何度も何度も起こされるので、わたしも(一緒に寝ている夫も)毎日完全に寝不足でした。

日中次男が寝ている間に寝るしかなかったのですが、長男(当時5歳・幼稚園から2時に帰ってくる)のお世話もあるので、次男と一緒にしっかりお昼寝ということはできませんでした。そしてどんどん疲労が溜まっていきました。

次男も夜しっかり眠れていないためか日中も不機嫌で、いつもぐずぐずしていました。

それから、長男も1人では寝ないので、2人の寝かしつけに毎晩苦労していました。

とにかく寝かしつけのことを考えるのが苦痛でした。

日中の機嫌も悪くなってきた次男

親子でうまく眠れずに、私は疲れ果て、次男の機嫌のいい時間も確実に減ってきていたので、これは流石になんとかしないと、と思い始めました。そして「夜泣き 改善 本」とスマホで検索して出てきた一冊の本を読むことにしました。

『赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』清水悦子/著 神山潤/監修
出版前から3000人のママが実践し、ネット上で絶賛されてきた、赤ちゃんの眠りの悩みを解決する本。ひとり寝を勧める欧米式のネンネトレーニングではなく、日本の風習に合わせた添い寝で赤ちゃんの睡眠改善方法を伝えます。生活のリズムや寝かしつけのやり方を変えるだけで、驚きの変化を実感できるはず。夜泣き、寝ぐずりでお困りのママへ安...

それが、「0歳からのネンネトレーニング!赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」です。

ネントレという言葉は漠然と知っていたのですが、当時のわたしは「夜泣き」と「ネントレ」というものがあまり結びついていませんでした。赤ちゃんは夜に泣くものだし、夜泣きは個性だと思っていました。それにネントレと聞くと「トレーニング」=「大変そう」というイメージで今まで触れようともしていませんでした。

そのような感じであまり「ネントレ」という言葉に乗り気ではなかった私でしたが、もう本当にどうしていいかわからなかったので、とりあえずこの本を読み、出来そうなことを試してみることにしました。(これが「あからぼ」&乳幼児睡眠アドバイザーとの出会い)

まずは朝7時に起こすこと

本に書いてあったのは、まずは生活リズムの改善をすること。朝7時に起こして日光をしっかり浴びること、毎日大体同じくらいの時間に起こすということ。そして夜は照明を落として暗くして、静かに過ごすということでした。

ネントレという言葉から、とにかく夜の寝かしつけのやり方を変える、ということが書いてあると思っていたので、拍子抜けしたことを覚えています。しかも一応朝起きて夜寝るという生活はしているつもりだったので、今更意識したところで変わるとも思いませんでした。

でも、藁にも縋るような思いだったので、まずは書いてあることをしっかりとやってみることにしました。


まずは朝7時までに起こす、ということ。

これ、ちょっとだけ勇気がいりました。

なぜなら、長男は幼稚園に行っていたので、朝8時までには送っていかなければならなかったのでそこまでには次男も必ず起こしていたのですが、長男にご飯を食べさせたり、お弁当作りなど準備があるので、次男にはなるべくギリギリまで寝ていて欲しくて、起きてこない時には起こさないようにしていました。(今思うと毎日起床時間はばらばらだったしギリギリまで寝ていたら、いきなり抱っこで起こして外に連れていっていました。)

でも「やると決めたのだからやってみるしかない」と、まずは長男を起こすときに一緒に次男も起こすということをやってみました。カーテンを開けて朝日で起こして、着替えさせて、次男が1人でいられない時にはおんぶをしながら長男の準備をするということに落ち着きました。

日中は賑やかに過ごすこと・昼寝の調整

それから日中の過ごし方としては、午前中はなるべく散歩をすること、そして昼寝の時間もなるべく統一することを意識しました。それまでは昼寝も私の空いたタイミングで寝かせたりしていたのでかなりバラバラになっていました。それも仕方がないと思っていたのですが、今考えればちょっと工夫すればいくらでも調整できることでした。(もちろんお出かけの予定でしかたがないこともあります)

夜8時までにお布団に入ること

そして、夜8時までにお布団に入ること。そのために大きく変えたこととしては、お風呂の時間です。それまでは夫が帰ってきてから入れてもらうことが多かったのですが、そうなるとお風呂が夜8時過ぎになることも多かったです。それでは遅いので、7時くらいまでには必ず入れるように変更しました。そして、お風呂から上がったタイミングで照明を暗くして過ごして眠りにむけて準備の時間にするようにしました。


その頃次男は夕寝もすることが多く、夜8時までには眠らなかったため、長男の方を先に寝かしつけることも多かったので、それまで次男の寝かしつけは22時近くになることも多かったです。なので、夕寝をあまりさせないようにして夜8時頃までには布団に入れるようにしました。長男も一緒に布団に入れるように調整していきました。

生活リズムを意識して、夜4時間つづけて眠るようになった

生活リズム改善のため、やったこと
  • 朝は起きるまでなるべく長く寝せておく→7時前後に起こす(カーテンを開けてたり声をかける)
  • 昼寝は自分の用事を済ましてから寝かせる→毎日大体同じ時間にする
  • 夫が仕事から帰ってきてから子供達のお風呂→7時くらいまでにはお風呂に入る
  • リビングの電気は明るくつける→お風呂から上がったら暗めにする
  • テレビを見ていなくてもつける→7時以降はテレビを消す
  • 長男と次男はバラバラに寝かしつけをする→一緒の時間に寝かしつけする

まず上記のことを意識することで、3日くらいでリズムがついてきて、次男は夜8時までには眠りにつくことができるようになり、夜中0時まではぐっすり眠るようになりました。

夜間4時間くらい、まとめて寝れるようになったのです!それまでは1時間ごとに起きていたので、本当にありがたかったです。今までは体内時計が狂っていたせいで、うまく寝付けていなかったんだかわいそうなことをしていた、と感じました。

寝つきはかなり改善されましたが、次男の夜泣き改善物語はここで終わりではありません。夜中0時過ぎるとまた1時間ごとに目が覚めて酷く泣くので、次は寝かしつけの方法を変える必要があると思いました。

ネントレの順番は生活リズムの改善→次に寝かしつけの改善です。

パート②へつづきます。